The Street View trusted program is shutting down later this year.
2024年10月1日付け、ストリートビュー認定フォトグラファー・プログラム(以下、「認定プログラム」と略します)を本年12月31日付けをもって終了するとの「お知らせ」が、Street View trustedヘルプに掲載されました。
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結論; Conclusion
2013年頃に始まった認定プログラムにおいては、360°パノラマ画像の撮影からグーグル・マップにバーチャル・ツアーとして公開する「Trusted Partner」をサポートし、「撮影機材と撮影ノウハウ、専用ツール(Panoeditor)の提供」等を通じて、Google関係者との交流にも寄与していました。(外部への発信は、NDAにより禁止されていた。)
認定プログラム終了後の対応とその影響について
The program’s closure will have no impact on your existing or future uploads. You will continue to be able to publish standalone Photo Spheres or connected virtual tours to Google Maps, as well as create blue lines from 360 video.
認定プログラム終了後に予定されているGoogle社の対応は、以下の通りとなっています。
- Street View Teamによるサポートの終了
- 認定フォトグラファーとして Google のリストを削除
- 認定を受けたブランド・アセットの廃止
詳細は以下の通りです。
サポートの終了
Street View Teamは解散となる見込みです。これまで認定フォトグラファーに対して提供されていた「One-on-one support(個別対応)」は、一部の投稿者(valued contributor who publishes high-quality street-level collections at scale)にのみ限定されており、その影響はほとんどありません。IKOMA360では、Garden Gnome社Pano2VRやTeliportmeなどの専用ツールを利用し、それらの開発者とのパイプもあるため、不具合発生時にも十分な対策と対応を行えます。
リストを削除
リスト(For hire list)とは、ストリートビュー公式ページに掲載されており、世界中の認定フォトグラファーを国別に表示するもので、利便性と客観性に乏しいシステムでした。IKOMA360では、ビジネス・プロフィールをエリア・サービス(無店舗事業)として登録しています。グーグル検索やFacebookページを通じて広く周知・宣伝できればと存じます。(Bing Businessにも登録しています。)
ブランド・アセットの廃止
ブランド・アセットの表示は撮影者のスキルや品質を保証するものでなく、見る人にとっても意味をなさないものでした。上記も含めて削除することとし、名刺についても新仕様で発注いたしました。
以上の考察から、IKOMA360への影響は「皆無」と考えます。今後も、ご要望ある限り、撮影のご依頼を承ります。よろしくお願いいたします。
認定プログラムの歴史を振り返る
初期の認定プログラム(インドアビュー)は、事業者向けに募集を行い、主に職業フォトグラファーの集まりであったと云います。筆者は、個人向けに門戸を開放した2015年9月に参加しました。
IKOMA360の運営者情報に「360°撮影の魅力に憑りつかれました」と述べているように、商売としてよりも、撮影の面白さに興味を感じていました。しかしながら、グーグル・マップにおける注目度の高さや、広告媒体としての重要性を見逃しにできなかったのです。
認定プログラムの変容
かつての「認定パートナー(Trusted Partner)」取得条件は、以下の通りでした。
- 最低画質32MP(8000 x 4000)
- 最低5枚のパノラマ画像で構成すること
- 150日間に10ヵ所の撮影(代理店は100ヵ所)
「パノラマ画像で構成」するための専用ツール(Panoeditor)は、通称「ストリートビュー・エディター」と呼称され、デスクトップ用のウェブツールとして無償提供されていました。定期的な講習会をハングアウト(Hangout)で開催。ホテル・モードの実装をも予定していたのです。コロナ禍で広く普及したオンライン会議は、当時として目新しい経験であり、先進性をも感じていました。
Street View Summit
第一回のストリートビュー・サミット(全体会議)は、2016年のアムステルダムにて開催されました。筆者はIKOMA360の代表として、第二回(東京)と第四回(ロンドン)に参加しています。東京サミット以後、専用ツールの提供をサードパーティへ移行(有料化)する一方で、個人参加の認定要件緩和により、多くのアマチュア撮影者を呼び込むようになりました。
認定プログラムの凍結
Street View trusted program temporarily closed for new enrollments. July 19th, 2021
https://ikoma360.official.jp/blog/streetview-revamped-2020/
アマチュア撮影者の増加は、手軽な360°カメラの普及とストリートビューの魅力を広める原動力となった一方で、職業フォトグラファーとの軋轢や様々な矛盾の原因ともなりました。
撮影:SONY ZV-E10 + TOKINA SZ 8mm FISHEYE
この間においても、IKOMA360では、多くのビジネス・オーナー様、ウェブ関連の事業者様から、撮影とバーチャル・ツアー作成のご依頼を頂戴しております。クチコミに過分なる評価を頂き、深く感謝する次第です。その一例を下掲します。
仕事が早くて仕上がりもキレイ!
今回Ikomaさんにお願いして、本当に良かったです。
ありがとうございました!
その他のクチコミは、コチラのURL(https://g.page/r/CX4GTnoBjWpPEAE/review)からご確認ください。
プロフェッショナルとしてのストリートビュー撮影
2017年の東京サミット直前に開設したIKOMA360では、撮影機材とソフトウェアの見直しを毎年行って参りました。2021年、先進のミラーレス・カメラ(SONY ZV-E10)とフィッシュアイ・レンズ(TOKINA SZ 8mm)を導入。機動力を損なうことなく、短時間での撮影を維持しつつ、大幅な画質向上を実現しました。
自由自在にカスタマイズ可能な編集・公開ツール “TeliportMe”
TeliportMe: Tired of boring virtual tours, now use Teliportme.com
多彩なカスタマイズ機構を備える「TeliportMe ver.5(2024)」は、ウェブベースのデスクトップ・ツールとして、グーグル・マップへの公開にも対応しています。今後の「バーチャル・ツアー」需要に応えるものとして期待できるでしょう。IKOMA360では、初期バージョンから試用を継続し、開発者にフィードバックを行うなど、連携関係を強化して参ります。
ダウンロード型インドアビューを提供中!
iPadなどでのオフライン利用や限定公開のレンタルサーバー等に設置して運用可能。クリニック様のバックヤード撮影でご利用頂いています。
撮影のご依頼・ご相談は以下のフォームから
詳細はココ↓
https://ikoma360.official.jp/blog/street-view-plan/
全国対応可能!(諸経費等別途必要)
撮影のご依頼お待ち申し上げ候
投稿日 Issue date; 2024.10.08