2021年9月17日発売のSONY VLOGCAM ZV-E10(一眼ミラーレス・カメラ)を、屋内版ストリートビュー撮影のメイン機材として導入しました。
ZV-E10はシネマテッィクムービーなど、動画制作をメインにするユーザー向けに開発されました。APS-Cセンサーと24MP Exmor CMOSセンサーを搭載。小型・軽量・コンパクトな筐体は、フィッシュアイレンズと組み合わせても約500gであり、360°写真を撮影する際の取り回しに適しています。
※シャッター・レリーズにシューティング・グリップ(GP-VPT2BT)を使用。
「時代はミラーレス」2021年は「レフ機」最終年となる見込み
ニコンイメージングジャパン公式チャンネル
360°写真の世界においても「一眼レフ(DSLR)カメラ」を頂点としたヒエラルキーが存在していました。NIKON Z9の出現により、「時代はミラーレス」を実感。軽量、コンパクトで取り回しの良い「一眼ミラーレス」を活用することで、全天球カメラより劣るとされていた機動力の面でも、十分に対抗できると考えました。
2021年3月10日、約一年間のベータテストを経てリリースされたPTGui ver.12.xの存在も大きな後押しとなりました。"Optimum seam placement"により、職人技をAI処理し再現できるようになったからです。
α5100の後継機「ZV-E10」
2020年に発売されたコンデジ・タイプのZV-1は、自撮り動画を撮影するユーチューバーに大受けしました。ZV-E10も同じ路線を受け継ぐカメラでありながら、ZV-1よりも大型のAPS-Cセンサーを搭載、一眼タイプのレンズ交換式を採用しています。IKOMA360では、2021年4月にSONY α5100の中古ボディを購入し、一眼ミラーレスでの撮影に備えてきました。
ZV-E10の特徴
- 24MP APS-C Sensor
- Kit lens will be a Sony 16-50mm f/3.5-5.6
- XAVC-S 4k 25p 100mbps
- FHD 100p
- Standard and Active stabilization
- Auto exposure with face priority
- Product feature autofocus mode (will lock focus on faces unless there is a product shown closer to the camera)
- Button for Bokeh mode (priotitizes lowest aperture)
- Dedicated button to swap between S&Q/Photo/Video
- USB-c tether direct streaming to pc. (Plug and play)
- fully articulating screen
- Sony A5xxx body with no EVF
- Price around $899 (900 Euro)
上記は、発売前のリーク情報です。このうち、IKOMA360で注目したのは、以下の二点でした。
24MP APS-C Sensor Sony A5xxx body with no EVF
α5100の中古ボディで「360°写真」の撮影練習を始めた当初、本格的に始める際に購入する機種を、同じAPS-Cセンサー搭載の「α6400」と決めていました。しかしながら、軽量コンパクト路線は、コンデジタイプのRX100シリーズへと引き継ぐ一方で、レンズ交換式のα6000シリーズにEVFを搭載し、一回り大きく重い筐体を採用しました。
「小型コンパクト性能」を誇る一眼ミラーレスは、NEXシリーズから始まるSONYの良き伝統でした。その系統を受け継ぐα5100のリリースを最後に、理想的な「コンパクト・一眼ミラーレス」は、もはや発売されないものと諦めていたのです。
α5100からZV-E10へバトンタッチ!
ZV-E10作例(1)(撮影場所:ホテル阪急インターナショナル25階)
練習機「α5100」から本格的なメイン機「ZV-E10」へのスムーズな移行を完了。動画周りでは、新機軸の多い機種ながら、スチール撮影に関しては、UIも含めてほとんど変化はありません。このことに不満を感じるSONYファンも多いと聞きます。しかし、IKOMA360にとっては、とても好都合なのでした。
THETA Z1よりも高画質な屋内版ストリートビューを実現
ZV-E10作例(2)(撮影場所:安中新田会所跡・旧植田家住宅)
IKOMA360のモットーは、"Save your money, improve your business." です。「屋内版ストリートビュー」を手軽に導入して頂くことを目指すものです。一方で、「安かろう、悪かろう」のイメージを払しょくせねばなりません。そのために、毎年、新しい機材、撮影手法、ソフトウェア等を導入してきました。
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投稿日 Issue date; 2021.11.25