この問題は、2017年11月18日(土)未明に問題が解消されました。IKOMA360にて公開したツアー画像においても、全て再表示されたことを確認しました。
2017年10月中旬頃から発生している「不具合」についてレポートします。現状では、「既知の問題」としてエンジニアリング・チームに問題解決をゆだねられています。
"Elevator Widget"(エレベーター・ウィジェット)が消えた!
※8月末に発生した「ブラックアウト」現象
今回の問題は深刻さの度合いから言うと「中レベル」です。前回、夏の終わりごろに発生した「ブラックアウト(画像が消える)」よりは軽いと言えるでしょう。画像そのものは問題なく表示されています。しかし、「階」を切り替えるボタンが表示されなくなりました。IKOMA360で公開したバーチャル・ツアーにおいても、同様の現象を10月18日に確認しています。
問題を整理する観点から、ストリートビューで使われる正式な用語についてご紹介しておきます。しかし、一般ユーザーの方(マイビジネス・オーナー様含む)が覚える必要はございません。
"Elevator Widget"(エレベーター・ウィジェット)とは?
ストリートビューでは画像間の連結に複数の方法を用いています。「矢印」や「山型」の画像を重ねて表示し、それをクリックやタップをすることで、示す方向に移動可能となります。
※iOS版マップ・アプリでは表示されません。
移動用の「矢印画像」は上掲のように「パソコン用グーグル・マップ」と「モバイル・アプリのグーグル・マップ」で異なっています。画像間の連結には上記以外に、"Elevator Widget"(エレベーター・ウィジェット)と正式に呼ばれる方法があります。俗に「マルチフロア機能」と称されているもので、主に「ホテル」「大型ショッピングセンター」「オフィスビル」などで使用されてきました。
最近のグーグルマップは3D表示も可能となっていますが、地図は元々平面的なものです。そこへ階層状(階別)のバーチャル・ツアーを重ね合わせる手法として用いられています。上掲のように東京タワーでは、「朝」と「夜」の様子を切り替えるために使われています。
IKOMA360では、Google ストリートビュー公式ページで紹介されている編集ツール(GoThru Moderator)で、エレベーター・ウィジェットを実装しております。ご希望あればご相談ください。工夫次第で面白いバーチャル・ツアーが完成します。
不具合の現状と今後の展望
IKOMA360が提供する「Googleマイビジネス向け特別プラン」では、"Elevator Widget"(エレベーター・ウィジェット)の機能を大いに活用しています。ビジネスの形態によっては階別に撮影を行い、各階をインタラクティブな相互移動を可能にいたします。
しかし、この機能は現在何らかの不具合で表示が消えました。該当のビジネス・オーナー様には個別にご連絡を申し上げ、復旧次第ご案内いたします。ストリートビューのエンジニアリング・チームは、この問題を認識しており、早期の復旧に取り組むとの告知がありました。
これを機にiOS版マップ・アプリでも表示されることを期待しましょう。また、公開中のバーチャル・ツアーそのものに異変はありません。Google マップから提供される「埋め込み」機能などを活用したいと思います。
埋め込み版では「矢印」での移動も安定しており、最初に見せたい方向を任意に設定できます。公式サイトやブログを運営されているビジネス・オーナー様は、以下の記事も参考になさってください。
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投稿日 Issue date; 2017.10.22