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ストリートビュー撮影と公開にまつわるお話(その8)

投稿日:2020年6月14日 更新日:

Google マイビジネスをご利用中のビジネス・オーナー様向けに、「屋内版ストリートビュー」を手軽に低価格で導入できる「Googleマイビジネス向け特別プラン」を提供中! 撮影と公開を進める中で気が付いたことを書き綴る第八弾は、ストリートビューにおける「光と闇」について語ります。

一進一退を繰り返すストリートビューの現状について

Google Streetview Summit in London 2019(2019.09.24-25)

昨年(2019)、ロンドンで開催された(*1)Google Streetview Summit(Google社主催による国際イベント)に参加しました。世界中で活躍するフォトグラファー、デベロッパー、コントリビューターを招待し、最新技術に関するディスカッションとトーク。参加者同士の交流は、国境や言語の垣根を越えて、とても有意義で刺激的な瞬間でした。

世界中から集まったベンダーとフォトグラファー

しかしながら、サミットの会議場で発表のあった「あれやこれや」について、未だに詳しいレポートやアナウンスはありません。通常であれば、その年の内には何らかの発表を行うはずなのです。。。恐らく、それは、個人的な推測によると、その後に発生した大規模な不具合により、①発表の機会を失った。②それにより計画を変更した。③さらに、コロナ騒ぎで振り出しに戻った。。。etc.

Nothing is perfect.良いこともあれば、悪いこともある。

何事にもカンペキはありません。現実の動きは0%でもなく、100%でもない。その中間を行ったり来たりしているのです。昨年(2019)末に発生した(*2)Auto-Moderation導入時の不具合は、世界中のフォトグラファーとその関連業者に大きな影響を及ぼしました。もちろん、IKOMA360にて撮影した画像も同様。

サミットの会場となったGoogle UK Office

 

多くのオーナー様に大変なご不便をおかけしたことを、深くお詫び申し上げるとともに寛容深くご対応頂き心中より感謝申し上げます。ありがとうございました。

大きな不具合を乗り越えた現在、以下二点について、グーグルマップの機能改善を確認しました。※個別に不具合を発症する場合があります。異変を感じたら、遠慮なくお問い合わせください。

改善その1・iOS版アプリ「階別表示」への対応

Google マップ -  乗換案内 & グルメ

Google マップ - 乗換案内 & グルメ
開発元:Google LLC
無料
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iPhone/iPadにおけるグーグル・マップの利用は、ブラウザのSafari(サファリ)による場合と、専用アプリをApp Storeからダウンロードしてインストールする場合に分かれます。前者は端末に最初から用意されており、基本ソフト(記事執筆時の最新版はiOS13.5.1)の更新で、最新版にアップデートされる仕組みです。しかし、後者はユーザー自身でアップデートする必要があるので注意しましょう。

手元で使用するiPhoneXR(MT002J)は、システムバージョン(iOS)13.5.1で、マップのバージョンは5.45.4となっております。最新版へのアップデートをお願いします。

左 Android版 右二枚 iOS版 グーグルマップ・アプリ

階別表示」とは、ギョーカイの専門用語で"Elevator Widgets" と呼称し、編集ツール上では"Levels"と区別しています。俗に「(*3)マルチフロア」などと申し、階から階へと垂直に移動するための手段として設置します。ホテルや病院、学校、結婚式場等、必要不可欠な機能の一つです。最近では、1階を店舗とし、2階をキッズスペースに開放するなど、さまざまな工夫をなさっているオーナー様が増えて参りました。利用頻度は決して低くなく、国内50%以上のシェアを占めるiPhoneユーザー向けの訴求力は大きいと考えます。

iOS版ウェブブラウザ Safariでの表示

Safari(サファリ)で表示する「ウェブブラウザ版」については、今回の改善対象ではありません。Android端末においても同様に非対応ながら、アプリとの連携で問題ありません。iOS端末ではブラウザからアプリへの移動はスムーズでなく、煩わしい操作をユーザーに要求するのは困難です。引き続き改善に向けたフィードバックを行って参ります。※編集容易なキャプションの表示に対応しました。

改善その2・iOS版アプリ「ユーザー自身の問題報告」

ローカルガイド・コネクトでの公式発表 原文(英語)から抜粋
This new functionality will enable you to let the Google Maps team know when someone is contributing false information, uploading offensive content, or taking other abusive actions that violate Google Maps user contributed content policy. Previously, you were able to flag certain contributions individually, but you can now report the users themselves in an effort to stop those who regularly contribute abusive content.
邦訳(Toyo Fujita)
誤った情報、攻撃的な内容、グーグルマップのコンテンツポリシーに反する乱用行為について、直接グーグルマップ・チームに報告できる機能を可能としました。従前は、個別の投稿に対してフラグを立てる方法でしたが、ユーザー自身を報告することができるようになりました。こうした取り組みにより、不正行為を行うユーザーの歯止めとなります。

 

マイビジネスのクチコミは有益なビジネスツールです。利用者の声を公開で頂戴することは、良し悪しに関わらずビジネスの発展に欠かせません。悪い評価こそ明日の糧となり、失敗をリカバーするチャンスです。誠実な対応は、それを読む人の共感を得ることに繋がります。「ピンチはチャンスなり

iOS版グーグルマップ・アプリ(ver.5.45.4)

しかしながら、ビジネスと無関係・不適切なクチコミと写真投稿は「百害あって一利なし」。これまで、個別に一件ずつ対応するしかなく「イタチゴッコ」の様相を呈していました。「あ、コイツ見たことある!」と思った不適切ユーザーの投稿をまるごと報告。一網打尽にできるようになりました。本当に困った場合は、積極的に活用しましょう。尚、「ブロック」機能は、アナタ様のアカウントからは見えなくなっても、他者からは見えています。しかし、目にしないことで精神衛生上の改善を見るかもしれません。ビジネスには寛容と忍耐が必要です。

☆1だけのクチコミにお嘆きの方へ
ユーザーによっては、☆1を「最高評価」と勘違いしたり、たまたま指が触れた等の「誤操作」による投稿もあるようです。アナタ様自身で他のビジネスへのクチコミを積極的に行い、そのエクスペリエンスをシェアしましょう。それは、やがてブーメランのように帰ってくる。。。

IKOMA360の業務改善ニ題

コロナ禍の影響により、廃業・撤退を余儀なくされたオーナー様は少なくありません。しかし、一方で新時代に合わせた事業にチャレンジされる方も多いと聞きます。ウェブサービスを通じたビジネス展開は、ますます重要となってきました。マイビジネスやストリートビュー、インスタグラムは、必要不可欠なビジネスツール。IKOMA360へのお問い合わせも増えております。そこで、早急な業務改善の必要性を感じました。

Streetview Summit in London 2019会場にて

業務改善その1・決済システム「SQUARE」の導入。

タッチ決済可能なSQUARE READER

各種クレジットカードによるお支払い方法に、SQUARE(スクエア)社の決済システムを導入しました。キャッシュレス決済導入は、IKOMA360のようなスモールビジネスに欠かせません。より便利に、シンプルにご利用いただくことが重要と考えます。SQUARE READERを常時携行し、撮影当日の決済にも対応いたします。

これまで同様、PayPal社の決済サービスを通じたお支払いにも対応いたします。お申し込み時にご希望をお伝えください。PayPal is also available.

業務改善その2・申込金収受の廃止

屋内版ストリートビューの撮影・公開を基本料金20,000円(税込)にてご提供いたします。月額費用は、必要ありません。

屋内版Googleストリートビュー特別プラン

 

Google マイビジネス特別プランを初めてご利用されるお客様の場合、「申込金(5,000円)」を撮影日までに申し受けておりました。新しい決済サービス導入を契機に、申込金制度を廃止。「確認書」を取り交わすことで、撮影から公開までを請け負います。

Topaz AI Sharpenを活用し、より鮮明な画像を実現。

この制度変更により、お客様は撮影後の出来栄えを確認した上で、全額のお支払いを行えます。IKOMA360にとっては、若干のリスクと経費の前倒し負担となりますが、お客様にとっては不具合などで公開の遅れる場合でも、先払いによる不満と不安を軽減できるでしょう。IKOMA360としても、安心してご利用いただけることに喜びを感じます。また、このような制度改革の実現は、ご利用者の方々から頂戴したクチコミによる評価とフィードバックを礎(いしずえ)にしております。

IKOMA360のクチコミをマイビジネスでチェック。
https://g.page/ikoma360/review

世の中は確実に前へ一歩ずつ進み始めています。そのことを実感する今日この頃。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

補記

  1. 2016年より毎年開催されている国際イベント。招待状を必要とするが、参加に必要な交通費と宿泊手配は個人負担となる
  2. 不適切画像の排除やEU域内の著作権法発行により、AIによる自動判定を導入したと伝えられる。誤判定を頻発し、本来表示すべき画像も消失。2019年末から九回に及ぶアップデートを繰り返して2020年3月頃にほぼ正常化としたと見られる。現在も1%前後の確率で、フォトグラファーを悩ましている。
  3. 2017年4月にGoogle社は、デスクトップ・エディターの廃止を実行。サードパーティにより開発される有料ツールへと移行した。同時に、Streetview Publish APIを新たに公開することになったが、APIは当初マルチフロアをサポートしていなかった。公開から約2ヶ月余りを経て、機能追加されることとなったものの、何故かiPhone/iPadでの表示はできなかったのである。尚、旧エディターで編集したLevelsは、端末に依拠せず表示可能である。しかし、ラベル(elevator widget)のテキストは任意に設定できなかったので、現APIのソレは進化したと言える。(3文字以内で任意の文字列を使用できる)

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